こんにちは!安佐南売買センターの縄稚(なわち)です。
さて、先日発表された2025年の公示地価、皆さまご覧になりましたか?
「うちの土地も値上がりしてるんじゃない?」と、ちょっとニヤけたあなた。
気持ちはわかります。私もつい、自宅周辺の地価をチェックして、謎のガッツポーズをキメました。。。
確かに、広島県全体として住宅地・商業地ともに上昇傾向にあるのは事実。
ですが――
それ=自分の物件が“何もしなくても高く売れる”という話ではありません。
実際の不動産査定では、公示地価だけでなく
・接道状況
・境界の明確さ
・建物の築年数・状態
・周辺の成約事例
などなど、あらゆる個別条件を精査して初めて「適正価格」が見えてくるのです。
なのに中には、「うわっ、高っ!」とびっくりするような金額を提示してくる業者さんもいます。
……その査定、本当に売れる金額なんでしょうか?
今回は、不動産売却においてよくある「釣り査定」の実態と、正しい査定を見極めるコツをお伝えします!
「えっ、こんなに高く売れるんですか!?」
→ そのリアクション、ちょっと待ってください。
不動産会社から提示された査定額を見て、
「おぉっ!思ってたよりだいぶ高い!」
と、テンション爆上がりした経験がある方――
その気持ち、ものすごくわかります。1円でも高く売りたいですものね。
ただし、そこには“媒介契約を取りたいだけ”の釣り査定という可能性が潜んでいるかもしれません。
特に他社との競合がある場合、業者によっては
「まずはこの価格で出してみましょう!売れなかったら徐々に下げればいいですから!」
なんて言いながら、とりあえず高く見せて契約を取ることを優先してくる場合も。
ですがこれ、実は売主さまにとってはデメリットだらけなんです…。
売れない・値下げ・足がつく…高すぎる査定の三重苦
査定額が相場より高すぎると、こんなことが起きやすくなります。
❌【その①】 反響が来ない
ネット掲載後、いつまでも内覧ゼロ。誰も問い合わせてこない…という虚無感。
❌【その②】 時間だけが過ぎ、結局値下げ
3ヶ月以上売れない → 値下げ → まだ売れない → 再値下げ
……と、結局「最初からその価格で出せばよかった」という結果に。
❌【その③】 “売れ残り物件”というレッテル
「これって、何かワケありなんじゃ…?」と、買主に勘ぐられやすくなります。
つまり、最初は気分がアガるけど、最終的には価格も評価も落ちかねない。
じゃあ、どうやって“正しい査定”を見極めるの?
ここ、大事です。要は相場感なんです。
当社では、以下のような査定3本柱で物件の価値をしっかり見極めています。
① 積算法(=土地+建物の積み上げ)
土地の評価額+建物の再調達価格(減価償却を反映)で、コツコツ計算。
② 取引事例比較法(=ご近所の売買データと比較)
実際に近隣で「いくらで売れたか」をもとに、現実的な価格を算出。
③ 収益還元法(=将来の家賃収入で逆算)
収益物件(賃貸・アパートなど)は、賃料ベースで“利回り”から価格を判断。
これらに加えて、
・接道状況
・境界の明確さ
・再建築の可否
・周辺の利便性
・建物の状態(築年数・劣化・修繕歴 etc.)
といった個別の条件も全部加味して、ようやく出るのが“正しい査定額なんです。
査定額は「希望」ではなく、「戦略」です。
不動産は、売って終わりではなく
“どの価格で、どう売って、どう着地させるか”が大事。
だからこそ、私たちは数字だけを見せるのではなく、こんなご提案をしています
・なぜこの価格なのか、の【根拠】
・どうやって売っていくのか、の【販売戦略】
・どのタイミングで価格調整するか、の【販売計画】
いわば、売却における「設計図」。
査定額は、その一部にすぎません。
担当者からのひとこと
高い査定額を見ると、つい気持ちが揺れますよね。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
「それって、“売れる価格”ですか?」
「誰のための査定ですか?」
私たちは、派手な数字ではなく、誠実なご提案をモットーにしています。
一生に一度かもしれない不動産売却、後悔のない選択をしていただけるよう、全力でサポートいたします!
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